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【2026年最新版】製薬会社のホワイト企業ランキング25社|年収・残業・離職率を徹底比較

製薬会社への就職・転職を考えるとき、「年収が高い会社ならホワイト企業」と判断するのは早計です。創薬型の大手には平均年収1,000万円を超える会社がある一方、研究開発の締め切り、承認申請、海外拠点との会議、工場の安定供給対応など、職種によって忙しさの波は大きく異なります。また、残業が少なくても離職率が高い会社、有給休暇を取りやすくても平均勤続年数が短い会社、制度は充実していても働き方の数値を十分に開示していない会社もあります。企業名の知名度や年収だけでなく、複数の客観指標を同じ基準で確認することが大切です。

そこで本記事では、国内で医薬品事業を営む主要25社を対象に、各社の有価証券報告書、統合報告書、ESGデータ、人的資本データ、公式採用サイトを調査しました。平均年収、月平均残業時間、年間総離職率、有給休暇取得率、平均勤続年数の5項目を100点満点で採点し、独自の「製薬会社ホワイト企業ランキング」を作成しています。2026年8月15日時点で確認できる原則直近2事業年度以内の資料を使い、純粋持株会社の給与を事業会社の給与として流用していません。会社単体、国内グループ、連結など集計範囲が異なる場合は表中に明記しました。

先に結論を示すと、今回の1位は持田製薬、2位はエーザイ、3位は参天製薬です。ただし、本ランキングは企業の優劣や職場の実態を断定するものではありません。未開示項目は推測せず0点としたため、点数が低い会社には「待遇が悪い会社」だけでなく「比較可能な数値が少ない会社」も含まれます。転職先を絞る際は、次の観点をあわせて確認してください。

  • 平均年収だけでなく、残業・離職率・有給休暇・勤続年数を横断して見る
  • 同じ会社でも研究、開発、薬事、MR、生産、コーポレートで働き方が違うと理解する
  • 単体・国内・グループ・連結のどの範囲の数値かを確かめる
  • 応募部署の繁忙期、転勤、出張、在宅勤務、フレックスの運用実態を面接で確認する

製薬会社のホワイト企業ランキング25社

ここでは、客観的な一次資料で比較できる5指標を点数化します。「ホワイト企業」に法令上の定義や公的な認定基準はないため、以下は当サイトが定めた評価軸による独自ランキングです。口コミ点数や求人広告の表現は採点に使わず、数値の出典と集計範囲を追えることを重視しました。

ランキングの対象と算定方法

対象は、国内で医療用医薬品、ジェネリック医薬品、OTC医薬品などを研究・開発・製造・販売する主要な事業会社25社です。大塚ホールディングスやサワイグループホールディングスのような純粋持株会社の平均年収は、傘下の大塚製薬・沢井製薬の年収として採用していません。事業会社単体の数値がない指標は、国内主要会社またはグループの数値を使える場合に限り、対象範囲を表示しています。

採点基準は次のとおりです。

  • 平均年収(25点):1,100万円以上25点、1,000万円以上22点、900万円以上19点、800万円以上16点、700万円以上12点、600万円以上8点、600万円未満4点、非開示0点
  • 月平均残業時間(25点):10時間以下25点、10時間超15時間以下22点、15時間超20時間以下19点、20時間超25時間以下15点、25時間超30時間以下10点、30時間超40時間以下5点、40時間超0点、非開示0点
  • 年間総離職率(25点):3%以下25点、3%超5%以下22点、5%超7%以下18点、7%超10%以下14点、10%超15%以下8点、15%超2点、非開示・比較不能0点
  • 有給休暇取得率(15点):80%以上15点、70%以上80%未満13点、60%以上70%未満10点、50%以上60%未満7点、40%以上50%未満4点、40%未満1点、非開示0点
  • 平均勤続年数(10点):18年以上10点、15年以上18年未満8点、12年以上15年未満6点、9年以上12年未満4点、6年以上9年未満2点、6年未満0点、非開示0点

総合評価はAが80〜100点、Bが60〜79点、Cが40〜59点、Dが0〜39点です。同点の場合は、年間総離職率が低い会社、月平均残業時間が短い会社、平均年収が高い会社、有給休暇取得率が高い会社、平均勤続年数が長い会社の順に比較し、比較可能な値がそろわない場合は同順位としました。年間総離職率だけを離職率の得点対象とし、「自己都合退職率」「新卒入社3年以内離職率」「定着率」は参考表示にとどめています。年間所定外労働時間しかない場合は12で割り、月平均として算出しました。

注意:非開示は0点ですが、これは労働環境が悪いという意味ではありません。公開資料から同じ定義で比較できないため、推測を避けた結果です。また、各社で年度末、対象社員、出向者、定年退職者などの扱いが異なるため、数値は完全な同一条件ではありません。

↔表は横にスクロールできます

順位会社名対象範囲総合点平均年収月平均残業年間総離職率有給取得率平均勤続年数データ時点評価・出典
1位持田製薬単体81点(A)825.2万円
16点
6.3時間
25点
4.5%
22点
63.6%
10点
17.0年
8点
2024年度A
ESGデータ集
2位エーザイ単体78点(B)1,123.0万円
25点
6時間34分
25点
5.3%
18点
率非開示(13.2日)
0点
18.5年
10点
2025年度/2026年3月B
ESGデータ採用データ
3位参天製薬給与:単体
働き方:日本・国内グループ
77点(B)902.3万円
19点
12.8時間
22点
5.4%
18点
66.6%
10点
15.9年
8点
2025年度/2026年3月B
ESGデータブック
4位アステラス製薬給与:単体
働き方:日本
76点(B)1,131.5万円
25点
6.7時間
25点
6.14%
18点
率非開示(16.6日)
0点
15.37年
8点
2025年度/2026年3月B
ESGデータ採用データ
5位第一三共給与:単体
働き方:日本
72点(B)1,097.7万円
22点
非開示
0点
3.0%
25点
87.6%
15点
19.9年
10点
2024年度/2026年3月B
ESGデータ有価証券報告書
6位ツムラ単体71点(B)911.4万円
19点
15.0時間
22点
3.05%
22点
率非開示(14.0日)
0点
16.5年
8点
2024年度/2025年3月B
社会データ
7位富士製薬工業単体69点(B)694.1万円
8点
7.16時間
25点
4.6%
22点
67.3%
10点
11.0年
4点
2025年9月期B
ESG Data Book有価証券報告書
8位住友ファーマ単体67点(B)906.0万円
19点
4.2時間
25点
総率非開示(自己都合15.9%)
0点
73.4%
13点
18.9年
10点
2024年度/2025年3月B
ESGデータ
9位日本新薬単体65点(B)934.9万円
19点
9.0時間
25点
総率非開示(自己都合2.5%)
0点
79.0%
13点
17.4年
8点
2024年度/2025年3月B
ESGデータ集
10位武田薬品工業給与:単体
働き方:国内
63点(B)1,145.0万円
25点
15.6時間
19点
非開示
0点
75.8%
13点
14.8年
6点
2024年度/2026年3月B
サステナビリティ開示有価証券報告書
11位小野薬品工業単体62点(B)1,017.0万円
22点
非開示
0点
3.4%(2.4%+1.0%)
22点
69.0%
10点
16.9年
8点
2024年度B
ESGデータ
12位キッセイ薬品工業単体60点(B)798.0万円
12点
4.0時間
25点
総率非開示(自己都合2.9%)
0点
72.7%
13点
18.8年
10点
2024年度/2025年3月B
ESGデータ採用データ
13位(同率)サワイ製薬給与:事業会社非開示
働き方:サワイグループ
59点(C)非開示
0点
15.5時間
19点
3.0%
25点
77.2%
13点
8.2年
2点
2025年度C
ESGデータ
13位(同率)鳥居薬品単体59点(C)840.0万円
16点
14.1時間
22点
非開示
0点
81.4%
15点
14.6年
6点
給与:2024年12月
働き方:2025年
C
人的資本データ有価証券報告書
15位中外製薬単体58点(C)1,350.8万円
25点
20.5時間
15点
非開示
0点
64.4%
10点
15年5カ月
8点
2025年12月C
公式採用データ
16位ロート製薬単体57点(C)826.1万円
16点
12.3時間
22点
総率非開示(自己都合1.3%)
0点
76.9%
13点
14.0年
6点
2024年度C
ESGデータ
17位JCRファーマ単体55点(C)819.2万円
16点
13.7時間
22点
非開示
0点
76.0%
13点
9.5年
4点
2025年度/2026年3月C
採用データ有価証券報告書
18位塩野義製薬単体52点(C)1,030.1万円
22点
非開示
0点
4.7%
22点
率非開示(13.6日)
0点
15.6年
8点
2024年度/2025年3月C
データ集
19位科研製薬単体46点(C)874.8万円
16点
11.4時間
22点
非開示
0点
率非開示(12.4日)
0点
17.6年
8点
2025年3月期C
公式採用データ
20位協和キリン単体42点(C)986.6万円
19点
22.1時間
15点
非開示
0点
率非開示(15.9日)
0点
15.5年
8点
2025年12月/2026年3月C
採用・福利厚生データ
21位東和薬品単体40点(C)694.8万円
8点
21.0時間
15点
総率非開示(新卒3年離職率7.32%)
0点
73.4%
13点
9.7年
4点
2024年度/2025年3月C
人的資本
22位久光製薬単体30点(D)753.0万円
12点
非開示
0点
総率非開示(自己都合3.6%)
0点
69.3%
10点
15.7年
8点
2024年度/2025年2月D
ESGデータ
23位日本ケミファ単体28点(D)750.1万円
12点
非開示
0点
非開示
0点
66.9%
10点
14.1年
6点
2025年度/2026年3月D
有価証券報告書
24位ゼリア新薬工業単体22点(D)799.2万円
12点
非開示
0点
非開示
0点
非開示
0点
18.0年
10点
2025年度/2026年3月D
IRライブラリ
25位大塚製薬事業会社単体19点(D)非開示
0点
非開示
0点
非開示
0点
75.3%
13点
14.7年
6点
2025年12月D
外部評価・データ集

表の数値は各社の表示単位に合わせ、平均年収は万円単位に換算しています。日本新薬の月平均残業は、開示された年間所定外労働時間107.51時間を12で割った8.96時間を小数第1位に丸めた値です。小野薬品工業の年間総離職率3.4%は、同じ資料にある自己都合退職率2.4%と定年・その他1.0%を足した当サイト算出値です。持田製薬とアステラス製薬の離職率には、定年退職者や事業移管など各社資料で定める除外があります。

ランキング結果から分かること

1位の持田製薬は、5項目すべてを単体で開示し、月間法定外労働6.3時間、離職率4.5%、平均勤続17.0年というバランスで唯一A評価になりました。2位のエーザイは平均年収1,123万円、月平均所定外労働6時間34分、平均勤続18.5年が強みです。有給休暇は取得日数しか確認できず0点ですが、それでも78点でした。3位の参天製薬は年収・残業・離職率・有給・勤続の全項目で得点し、特定の指標だけに依存しない構成です。

25社のうち、平均年収を比較できたのは23社、月平均残業は18社、年間総離職率は10社、有給休暇取得率は18社、平均勤続年数は25社でした。公開値だけで計算した中央値は、平均年収902.3万円、月平均残業12.55時間、年間総離職率4.55%、有給休暇取得率73.4%、平均勤続年数15.6年です。総合点の中央値は59点で、評価区分はAが1社、Bが11社、Cが9社、Dが4社となりました。

平均年収800万円以上かつ月平均残業20時間以下を同時に満たしたのは、持田製薬、エーザイ、参天製薬、アステラス製薬、ツムラ、住友ファーマ、日本新薬、武田薬品工業、鳥居薬品、ロート製薬、JCRファーマ、科研製薬の12社です。これは給与と時間の両方で候補を絞りたい人に役立つ条件ですが、離職率が非開示の会社も多いため、12社をそのまま「辞めにくい会社」と解釈することはできません。

もう一つの重要な傾向は、企業規模と順位が必ずしも一致しないことです。中外製薬は平均年収が25社中最高水準でも、総離職率が非開示で、残業が20時間をわずかに超えたため15位となりました。一方、持田製薬や富士製薬工業は、年収点だけなら最上位ではないものの、残業・離職率・有給まで比較可能な形で開示して得点を積み上げています。つまり本ランキングは、待遇の高さだけでなく、働き方の透明性とバランスも反映する設計です。

外資提携や海外売上比率が高い会社では、グローバル共通指標と日本法人の指標が併存しやすく、国内の総離職率を単体で確認できない場合があります。逆に国内中心の中堅企業は単体データをまとめているケースがあり、比較表では有利になりやすい点にも注意が必要です。応募時はランキングの点数だけで判断せず、希望職種と勤務地に近い母集団のデータかを確かめてください。

気になる会社を3〜5社に絞ったら、公式求人票で配属候補、勤務地、転勤範囲、フレックス、在宅勤務、裁量労働・みなし労働の有無を確認しましょう。そのうえで転職エージェントや選考面談を利用し、「配属部署の直近1年の残業」「欠員補充か増員か」「繁忙期」「有給取得の申請方法」「希望しない転勤の頻度」を具体的に質問すると、全社平均では見えないミスマッチを減らせます。

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製薬会社の働き方は本当にホワイト?

製薬会社は、高い専門性、比較的高い給与、福利厚生、長期雇用の実績から「ホワイト業界」と見られやすい一方、すべての社員が同じ働き方をしているわけではありません。医薬品は研究から承認、製造、販売、安全性情報の収集まで厳しい法規制と品質基準の下で扱われます。通常期は予定を立てやすくても、試験の節目、申請、監査、逸脱、供給問題などで一時的に業務が集中する職種があります。ここでは代表的な6職種の働き方を整理します。

研究職

研究職は、創薬標的の探索、化合物・抗体の評価、薬効・安全性試験、製剤研究などを担当します。実験は反応時間、細胞の状態、機器の予約、共同研究先の予定に左右されるため、毎日同じ時刻に作業を終えられるとは限りません。一方、テーマ設計や文献調査などは自分で時間を組み立てやすく、フレックス制度と相性のよい仕事です。候補企業を比べる際は、研究所の所在地、研究テーマの継続性、プロジェクト中止時の異動、外部委託の割合、裁量労働制の適用範囲を確認しましょう。

臨床開発職

臨床開発職は、治験計画、医療機関との調整、症例進捗、CRO管理、データ固定、当局相談などを担います。複数の医療機関や海外チームが関わるため、出張や早朝・夜間のオンライン会議が発生することがあります。治験開始、組み入れ期限、データベースロックの前後は忙しくなりやすい一方、リモートで進められる資料業務も多い職種です。残業の全社平均だけでなく、担当試験数、グローバル試験比率、モニタリングの内製・外製、海外会議の時間帯を聞くと実態を把握しやすくなります。

薬事・品質保証職

薬事職は承認申請や当局対応、品質保証職はGQP・GMPに基づく品質システム、変更、逸脱、監査などを担当します。定常業務は計画的でも、申請期限、当局照会、査察、製品回収、重大な品質問題が起きると短期間に対応が集中します。ミスが患者の安全や供給に影響するため責任は重く、文書の正確性と部門横断の調整力が必要です。会社を見る際は、製品数、申請案件数、海外当局対応の有無、品質問題発生時の応援体制、休日連絡のルールを確認してください。

MR

MRは医療従事者に医薬品情報を提供し、安全性・有効性に関する情報を収集します。直行直帰やみなし労働が多く、日中の裁量は比較的大きいものの、訪問先の診療時間、講演会、担当エリアの広さによって帰宅時刻や移動負担が変わります。オンライン面談の普及で移動が減った会社もありますが、製品上市直後や担当変更時は活動量が増えやすい傾向です。営業目標だけでなく、1人当たりの担当施設数、社有車での移動距離、転勤頻度、講演会後の事務処理時間も比較しましょう。

生産・工場勤務

生産職は、原薬・製剤の製造、包装、設備保全、生産計画、品質管理を担います。工場やラインによっては交替勤務があり、研究・本社部門とは休日や勤務時間が異なります。GMP上の記録と手順を守りながら安定供給を続ける必要があり、設備停止、逸脱、欠品リスク、増産時には残業や休日対応が生じることがあります。応募前に、シフトの種類、夜勤回数、年間休日、交替手当、繁忙期、工場間転勤、トラブル時の呼び出し体制を確認することが重要です。

コーポレート職

人事、経理、法務、IT、経営企画、広報などのコーポレート職は、本社勤務と在宅勤務を組み合わせやすい一方、決算、予算策定、制度改定、M&A、システム導入などの時期に業務が集中します。グローバル企業では海外本社・子会社との会議が日本時間の早朝や夜間になる場合があります。柔軟な制度の有無だけでなく、チームの利用率、出社必須日、時差会議の翌日の勤務調整、異動ローテーションの頻度まで確認するとよいでしょう。

製薬会社で働き方に差が出る理由

同じ製薬業界でも、給与、残業、転勤、雇用の安定性には大きな差があります。その背景には、会社の規模だけでなく、収益モデル、製品ライフサイクル、海外展開、研究開発投資、配属職種が関係しています。

新薬・ジェネリック・OTCで事業モデルが異なる

新薬メーカーは、成功確率の低い研究開発に長期間投資し、承認後は特許期間中の売上で投資を回収します。成功製品が生まれれば高い利益と給与原資を確保しやすい反面、開発中止のリスクがあります。ジェネリックメーカーは、薬価と製造コストを管理しながら多品目を安定供給する力が重要で、生産・品質部門の負荷が業績や供給状況に影響されます。OTC・コンシューマーヘルス企業は商品数、広告、店舗営業、海外ブランド展開の比重が高く、医療用医薬品専業とは繁忙期や必要スキルが異なります。

開発パイプラインと特許切れが組織に影響する

主力薬の特許切れが近い会社では、次の成長製品を生み出すために研究開発や導入案件を増やす一方、売上減少に備えた組織再編や早期退職を実施することがあります。大型品の承認直前は、開発、薬事、メディカル、営業の業務が集中しやすく、承認後はMR配置や生産量が変わります。現在の業績だけでなく、主力品への依存度、今後数年の申請・上市予定、研究開発費の推移を見ると、働き方の変化を予測しやすくなります。

国内中心かグローバル展開かで会議と異動が変わる

グローバル企業では、海外の研究・開発・薬事・製造チームと連携する機会が多く、英語を使う仕事や海外赴任の可能性が広がります。その反面、時差会議、英文資料、グローバル承認プロセスが負担になる場合があります。国内中心の会社は意思決定者との距離が近く、担当範囲が広いことがありますが、少人数の専門部署では代替要員が少ない場合もあります。どちらがホワイトかではなく、自分が望む裁量、専門性、語学利用、勤務地と合うかが重要です。

職種と勤務地で全社平均から差が出る

同じ会社でも、本社の企画職、研究所の研究職、全国を担当するMR、交替制の工場勤務では労働時間の測り方も休日も異なります。全社平均残業が10時間でも、申請案件を抱える部署だけが忙しい可能性があります。反対に、全社平均が20時間を超えていても、応募部署では在宅勤務とフレックスが定着していることがあります。企業比較の最終段階では、全社データを入口にし、配属予定部署と勤務地の情報へ絞り込む必要があります。

研究開発費と利益規模が待遇の原資になる

製薬会社の給与や福利厚生は、製品の利益率、海外売上、導出収入、研究開発費、販売管理費の配分に左右されます。高収益の主力薬を持つ会社は報酬を上げやすい一方、次世代品への投資や買収で費用が増える局面もあります。中堅企業でも得意領域に集中し、安定した利益と低い残業を両立する例があります。年収ランキングだけでなく、営業利益率、研究開発費、パイプライン、従業員数の増減を合わせて見ると、待遇の持続可能性を判断しやすくなります。

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